たぬ吉の財産告白

貯蓄率80%の節約家です。20%で生活して80%は全てインデックス投資へ。FIREまでもう少しです。(FP2級・簿記2級)

アパート家賃3,000円の値下げに成功!交渉のコツを紹介します。

「家賃の値下げ交渉はいつでもできるの?」

「減額交渉はどんな方法でやればいいの?」

 私は現在、大東建託のアパートに居住しています。

 大東建託は家賃交渉が難しいと言われています。

 また、交渉のタイミングについて、入居後(契約後)は難しいとされ、もし入居後に交渉する場合は契約更新のときがよいとされています。

 この記事では、

  • 大東建託のアパート
  • 居住後の交渉
  • 契約更新後の交渉

という家賃交渉に不利な3つの条件がそろった中で、私が家賃の値下げに成功した方法を紹介します。

 私はこの方法で家賃60,000円から57,000円になり、3,000円の値下げに成功しました。

 実際にアパートの管理会社に送信したメールも公開しますのでぜひ最後まで読んでみてください。

 この記事が家賃交渉で困っている人のお役に立てれば幸いです。

管理会社に送信したメールの内容は?

 最初に私が家賃交渉のために管理会社に送信したメールを公開します。

件名
 家賃減額のお願いについて

内容
 お世話になります。
 私は、●年●月●日から現物件(【アパート名】)を家賃1か月●●,●●●円で賃借しています。
 賃借の開始から既に●年以上が経過しており、現物件の築年数(築●年)や近傍同種の建物の賃料などに照らすと、現在の賃料は客観的に見ても不相応であると考えられます。

 よって、賃貸借契約書第●条第●項の規定により、賃料を●年●月分から1か月●●,●●●円に減額していただくようお願いします。

 なお、私は現物件を大変気に入っておりますが、現在は賃料の問題から退去を検討しています。

 家賃が減額になれば今後も長く住み続けたいと考えていますので、ご検討をお願いします。

【参考】

○賃貸借契約書第●条第●項

 甲及び乙は、経済状況の変化や近傍同種の建物の家賃に比較して不相当となったときは、双方協議の上、家賃の改定を請求できる。

○改定賃料の根拠
 退去のため他の賃貸物件を探していたところ、間取りも面積も同じ隣室(【アパート名・部屋番号】)が空室であり、家賃が●●,●●●円であることが判明したため。

○現物件の情報
 名称 【アパート名・部屋番号】
 所在地 ●●府●●市●●町●●番地
 構造 鉄骨造●階建
 間取り 2LDK(●●㎡)
 築年月 ●年●月(築●年)

家賃交渉5つのコツ

 家賃交渉を成功させるため、先ほどのメールを送る前に次のことを確認しました。

 1つずつ順番に説明します。

  1. 契約書の確認
  2. 家賃相場の確認
  3. 交渉の方法
  4. 交渉の相手
  5. 交渉のタイミング

1.契約書の確認

 最初に入居時の契約書を確認したところ、第6条第3項に「家賃の改定を請求できる」ことがはっきりと記載されていました。

甲及び乙は、経済状況の変化や近傍同種の建物の家賃に比較して不相当となったときは、双方協議の上、家賃の改定を請求できる

 これで堂々と値下げ交渉を行えることが確認できました。

2.家賃相場の確認

 次に近所の同種の賃貸物件の家賃がいくらなのか調べました。

 しかし、近所に似たようなアパートがなく分からなかったので、自分の住むアパートの住人が退去したタイミングでネット検索して家賃がいくらで出ているのか確認しました。

 すると隣室が自分の部屋より3,000円安いことが分かりましたので、これを根拠に減額交渉を行うことにしました。

 この調査は家賃交渉においてもっとも大切です。

 メールにも書いていますが、客観的に見て現在の賃料が不相応であることを証明する必要があるからです。

間取りも面積も同じ隣室が空室であり、家賃が●●,●●●円であることが判明

「いくらでもいいからとにかく安くして」

「(特に根拠はないけど)5,000円減額して」

などと要求すると家賃交渉は失敗に終わってしまうでしょう。

3.交渉の方法

 これまでに書いたとおり、交渉はメールで行いました。

 手紙だとやり取りに時間がかかりますし、電話だと言った言わないなど無用のトラブルに発展するおそれがあるためです。

 また、相手側が家賃の値下げに難色を示した場合にも、メールのほうが戦略を練るなどゆっくり返信内容を考えることができるため有利に働くと考えたからです。

4.交渉の相手

 まずは管理会社に交渉しました。

 もし管理会社が動いてくれない場合は、物件の所有者に直接連絡するつもりでした。

 契約書には、所有者の住所、氏名、連絡先等も記載されていました。

 もし連絡先の記載がなく調べても分からない場合は、少し面倒ですが手紙を送ろうと考えていました。

 内容は最初に紹介したメールとほぼ同じ内容です。

5.交渉のタイミング

 値下げ交渉は居住前(契約前)や契約更新のタイミングで行うのが良いとされています。

 でも私が交渉したのは入居後(居住中)であり、さらに更新から1年経過した後(2年契約のため次の更新は1年後)でした。

 このような不利な状況でしたが交渉はうまくいきました。

 そもそも更新のタイミングでなければ家賃交渉ができないなどという法的根拠はありません。

 もちろん契約書にもそんな記載は一切ありませんでした。

 なので交渉のタイミングは「いつでもOK」です。

 ただし、更新のタイミングで交渉する方が成功しやすいのは事実だと思います。

 「減額してもらえなければ更新しない」と入居者側から条件を出すことができるからです。

不利な状況でも家賃3,000円の値下げに成功!

 今回、タイミング的には不利な状況でしたが、家賃の値下げ交渉により月額3,000円の減額に成功しました。

  • 60,000円 → 57,000円(▲3,000円)

 大東建託は家賃交渉が難しいと言われていますが、担当者の方にはスムーズに対応していただきました。

 管理会社がすぐに動いてくれたので値下げの成立まで1週間ほど、メールのやり取りは3~4通ほどでした。

 その後、管理会社から変更契約書が送られてきて、押印後、1部返送して終了です。

 ちゃんと翌月から家賃が3,000円減額となっていました。

おわりに

 今回の記事は

「アパート家賃3,000円の値下げに成功!交渉のコツを紹介します。」

でした。

 以上のやり方で、家賃交渉を行うのに不利な状況であったにもかかわらず、私は3,000円の家賃の値下げに成功しました。

 居住者にとって、賃貸アパートの家賃は安ければ安いほどありがたいです。

 節約して月3,000円の支出を減らすことは、収入を月3,000円増やすことと同じです。

 入居者に家賃交渉を行うデメリットはないため、ぜひ家賃の値下げ交渉にチャレンジしてみてください。

 最後までお読みいただきありがとうございました。

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